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笹井氏「STAP細胞は本物!?」 [健康と医学]

笹井氏「STAP細胞は本物!?」


笹井氏のstap細胞に関する本物かどうか
を含めた会見が4月16日に行われました。

STAP細胞がある、stap細胞はない
なんていう話も飛び交っていますが
笹井氏の見解はこちら↓



なんだか煮え切らない
会見でした。


結局

「個人としては信じてる。
だけど論文は撤回すべき」

という話。

雑誌『nature』に
掲載された論文は撤回。

検証段階に戻るということです。


■そもそもSTAP細胞ってなんなの?

もっともなご質問です。

「万能細胞」って聞いた事ありますか?

増殖させると、体のいろんな細胞に
なることから、再生医療の材料として
利用が期待されているのが万能細胞です。

万能細胞は「多能性細胞」「多能性細胞」
を指す言葉で、正式な生物学用語ではありません。


■万能細胞の種類

今までに存在する万能細胞は2つです。

1)ES細胞(ヒト胚性幹細胞)

ES細胞は受精卵の細胞分裂の初期に生じる数百個の細胞からなる
胚盤胞の内側の細胞を培養することで作られます。

これは受精卵を使う事から倫理的な
問題が取りざたされてますね。

2)iPS細胞(人工多能性幹細胞)

iPS細胞は皮膚細胞などの体細胞に遺伝子を入れて作ります。

両方とも試験管で無限に増殖する
自己複製機能を持つ細胞です。


ここに新しく登場したのが
話題の『STAP細胞』。

小保方晴子研究ユニットリーダー
共同で執筆した理化学研究所の笹井芳樹副センター長

彼らによって有名な科学雑誌『nature』
で取り上げられました。


■STAP細胞のなにがすごいの?

小保方晴子らは、成熟した細胞から多能性細胞を
作る事ができる技術を発明したと発表。

ちなみに

「細胞の多能性」

の意味は、どんな細胞にも
なれてしまうことを意味します。

今までのES細胞やiPS細胞は
自己複製機能と別の種類の細胞になれてしまう能力
この2つを持った幹細胞でした。

ただ、STAP細胞はこの幹細胞ではない
細胞だとのこと。

新しい種類の万能細胞が
生まれたということで
世間が騒いでいたわけです。


■運命付けられている細胞

受精卵の中にある未熟な細胞は
どんなものにもなれるような多能性を持っています。

ただ、一度成長すると
決まった細胞になるよう運命付けられます。

これをリセットすることができる
という技術を保方晴子研究ユニットリーダーをはじめとして
共同で執筆した理化学研究所の笹井芳樹副センター長が
発見したと発表したわけです。


■今後・・・

論文において

・ミス
・ねつ造
・あやしいデータ

などが発覚し、一時はすごい技術だ!
と騒がれたにも関わらず今は批判の嵐。

メディアなんていうのは
どう転ぶかはわかりません。


小保方晴子さんが研究者として
未熟だったことは間違いないでしょう。

研究者としてしっかりと
裏、再現性を確認することは重要でしょう。

ただ、若い研究者をこれだけバッシングしたら
彼女の研究者としての未来が閉ざされしまう
かもしれません。

基本的に新しい発見は
僕らの想像を遥かにこえるところにある
そう考えます。

今後検証をし直して
しっかりとした根拠のもと
STAP細胞を再度世に送り出して欲しい
そう思います。

再生医療は人類にとって
とても大きなものです。

今後に期待します。


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